ハンガリーの議会総選挙で新興野党の中道右派「ティサ(尊重と自由)」が勝利した。権威主義的な体制を敷いたオルバン首相は退陣し16年ぶりの政権交代となる。ティサのマジャル党首が新首相に就き、EUと関係修復を図る。
対ロシア政策で常にEUの動きを妨害していたハンガリーのオルバン政権が敗北した。ようやくEUも統一行動ができそうである。
そもそも全構成国家が賛成しないと行動できないというEUのシステム自体が欠点制度である。当初のように少数の有力国家から構成されているときはそれでもよかったが、参加国家が増加しそれぞれ異なる利害関係を有するようになってからは意思統一が困難になっていた。
今回、新ロシアよりのハンガリーが政権交代したことで一応の意思統一はできそうだが、全員一致という制度を改めない限り今後も意思統一できない事案は増加することになるだろう。
EUはガソリン車全廃のような現実を無視した理想主義的な意思決定をすることも多いが、構成国家全員一致の意思決定システムなどもそれと同様である。
EUが本当に世界をリードするには、まず多数決による意思決定を採用し、現実を無視した過度に理想主義的な政策を改める必要がある
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