今年の春闘でも多くの大企業で賃上げ要求に対し満額回答があったとのニュースが流れている。日本経済やサラリーマンにとってこは良いニユースだと思われる。
しかし、20代や30代が主流を占める労働組合員に対し高い賃上げが実現する一方で、非労働組合員である中堅管理職の賃上げはどうなっているのだろう。
一部の大企業では管理職と部下である労働組合員の賃金格差が縮まるのを受け、その差を戻す為管理職に対しても大幅な賃上げを実施している。
しかし、多くの企業では中高年管理職の給与の上げ幅は若手と比較して少なく格差が縮まる傾向にある。というのは採用競争の激化で新入社員の初任給は引上げざるを得なくなっている。その結果2年目や3年目の社員との逆転現象を防ぐ為に若手の賃金も上げざるを得ない。
年齢が上がるにつれ、その上げ幅や緩やかとなり、結局中高年の管理職が割を食っている。しかし、実際のところその企業の発展に最も寄与しているのは若手よりも管理職である。
その管理職の意欲を削ぐような賃金政策をとっている企業が将来も成長することができるだうか。賃上げが若手のみに偏り中高年管理職の不満を招くような企業では将来は期待できないだろう。
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