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2025年01月10日

分断した社会では民主主義は機能しない

アメリカを筆頭に世界の多くの国で貧富の格差が拡大し、同時に社会の分断が加速している。これらは民主主義の前提条件を破壊している。

民主主義の前提は均等な社会である。国民が互いに議論して納得できる結論に至ることができる社会が存在することが民主主義の前提となる。

全く異なる宗教を信じる国民が大きなコミュニティを作っているような社会では宗教に関する問題で合意に達することはできない。この分野では民主主義は機能せず多数者が少数者を押さえつける形で解決せざるをえない。

また社会が文化的に社会的に分断し、それぞれ属するグループによって考え方や価値観が全く異なる社会においても民主的な解決は難しい。ここでも多数者の論理が優先され少数者には不満が残る。

経済的な格差が拡大し国民が二分化された社会においては、価値観の格差が拡大することになり、民主的な手続きで国民的な合意を得ることき難しくなる。

様々な異なる宗教観や価値観をもっていても、そのグループがそれぞれが小さく複数存在するなら、それは民主的な手続きである程度の合意を得ることができる。

しかし、相いれない宗教や思想を持つグループが大きく存在し、社会を二分するようになれば民主主義的手続きで対立を収めることは難しい。

そういう社会では皇帝が二つの勢力の調整をしながら支配するという体制が民主主義にとって代わる可能性は高い。

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posted by ドクター国松 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 民主主義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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