野田内閣当時の「経済政策の無策」指摘
深刻なデフレ、円高に何ら効果的な対策を取らない政府に対する、企業関係者のいら立ちは想像を絶するものがある。政府の経済成長戦略は2012年7月にようやく閣議決定にこぎ着けたが、「具体策に乏しく、実現できるかどうかはっきりしない」(7月31日付「朝日」)などと酷評されている。
東日本大震災からの復興も後手続きだ。菅政権が厳しく批判された「遅い、鈍い、心がない」対応を改めようとせず、本格的な復興予算(2011年度第3次補正)の成立が発災8カ月後の2012年11月までずれ込んだ。
その影響で、各自治体の復興計画策定が遅れたため、約15兆円に上る11年度復興予算は、4割に当たる約6兆円が年度内に執行されないまま残った。
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故与謝野馨氏は、克服すべきデフレの意味が理解できないと言い、定義の無い言葉を使ってはいけないと言っていました。
そもそもデフレとは通貨収縮という貨幣現象のことなのね。しかし、当時の日本国は通貨収縮など起こってはいなかったんだよ。
【デフレは貨幣現象】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-1023.html
市場は飽和状態であり、実体経済の中に需要は存在せず、行き場の無いお金は金融経済へと流れて行くしかなかった。
つまり、日本国は成長の限界に達したのだ。
しかし、政治家はそれを認めるわけにはいかない。だから、経済成長率の鈍化の原因はデフレということにしてしまったのだ。
無知な国民は口々にデフレという言葉を発するようになり、一様にポチ安倍の異次元の金融緩和を支持して喜んだが、一向に信用創造機能は回復せず、貨幣流通速度は下がり続けているしかなかった。
野田内閣当時、円高を放置していると大騒ぎしていたお馬鹿どもがいたが、そもそも一国が市場介入したところで効果は無いのだ。
それでも野田内閣は最大規模の為替介入を行ったが、何も起こらなかった。
【為替レートはコントロールできない】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-623.html
【輸入は損失ではない】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-371.html
>東日本大震災からの復興も後手続きだ。
例えば、野田内閣は組閣後直ちに指示を出し、エネルギー対策特別会計を見直し、JT株の国保有割合を見直し、公務員人件費の見直しなどを行い、また税制措置を圧縮して補正予算の財源にしているが、キミは何も知らずに誰かさんの批判を鵜呑みにしているだけなんだよ。