東京電力は22日、福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料の試験的取り出し作業を中止した。準備作業中、デブリの回収装置の取り付け手順でミスが発覚
約2週間かけて底にたまったデブリから最大約3グラムを取り出す予定だった。しかし、遠隔操作で「テレスコ式」と呼ばれる釣りざお状の装置を格納容器との接続部の手前まで進入させたが、作業員が同装置に取り付ける5本のパイプの接続順序に誤りがあることに気付き、作業を中断した。
東電の担当者は初歩的なミスと説明している。東電はこのようなケアレスミスというような失敗を過去にも何度も繰り返している。
以前にも建屋内の浄化装置を洗浄する際弁を閉め忘れ、東京電力福島第1原発の高温焼却炉建屋外壁にある排気口から放射性物質を含む水が漏えいしている。
さらに、福島第1原発2号機の建屋にあるタンクの水位が低下した問題で、建屋3階の部屋で水漏れが確認された。25トンもの汚染水が漏洩したが、未だに原因等は報道されていない。
これらのトラブルを見る限り東電に福島原発管理者としての能力に欠けることは明らかである。
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