台風の接近でJR東海は早々に東海道新幹線わ始発から運休することを決定した。盆で帰省した国民にとっては大迷惑である。
現在の天気予報の正確性から見れば、現在の台風進路予想で東海道新幹線を始発から運休する必要性はほとんどない。それにも関わらず多くの国民が迷惑を被ることを承知した上で運休した。
そこにあるのは日本に蔓延する過度な責任逃れ体質である。万一何らかの事故が発生すれば責任追及され袋叩きにされる。そのリスクを犯すぐらいなら国民利不便をかけた方がいいという発想がある。
細かくリスクを判定せずに、少しでもリスクがあると全て取りやめてしまう。これは鉄道だけでなく規制緩和や新規事業の開発等の全てに当てはまる日本のリスク恐怖病である。
結果、国民は我慢を強いられ、規制はそのまま残り新規に参入しようという起業家の意欲を奪い、新規事業を興そうとする者は日本を捨てアメリカで事業機会を求める。
マスコミを中心とする過度な責任追及体制とそれを避けるための過度の責任回避体質、これが今日の日本の衰退の一つの原因であり、今後も日本が発展することを妨げ続けるであろう。
結果だけを見て責任を問うのではなく、その過程でどれだけ正確にリスクを分析し対策をうったか、その過程を正確に分析して責任の所在を求める体制を確立しないと、日本は何時までたっても責任逃れの爲の過度がリスク回避が蔓延し新しい産業は生まれてこない。
はげみになりますので、クリックをお願いします