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2024年05月28日

40代50代の貧困を放置すれば日本の安全神話は失われるだろう

40代から50代といえば本来最も脂がのり日本の経済や社会を支える年代である。実際のところ現在の日本においてもこの世代がそれぞれ主要な地位を占め日本社会や経済をリードしている。

しかし、2000年当時と比較しこの世代は大幅に貧困化している。正社員として働いている者の賃金が減少しているだけでなく、非正規社員や派遣社員の比率が格段に増えた。

本来社会の中核であるべき40-50代の中で、非正規や派遣社員で働かざるをえず、結婚もできず、結婚しても子供を育てる余力がなく、老後資金を準備できない層が増加している。

さらに、社会との接触を一切たち、引きこもりとして老親の年金でかろうじて生きている層が存在している。

犯罪者の年齢を見ても、40代50代の者が犯人として報道されるのを見ることが増えている。日本社会の安定の為には40-50代の低所得者、引きこもりに対する対策は欠かせない。彼らがそのまま60代後半の老齢期に入る頃には日本は今とは様変わりな治安の悪い社会に変貌している可能性は高い。

高齢者の犯罪も増加している現在、現在の40代50代の貧困者が高齢者となり、少ない年金では生活できない境遇に追い込まれた時、高齢者による犯罪が激増したとしても何ら不思議ではない。

日本の安全神話は別に日本人の人種的高潔性で支えられてきたわけではない。以前の日本人には生活に困るほどの貧困がすくなかったからにすぎない。

今後、貧困中年が高齢者に突入するにつれ、安全神話の前提が崩れ日本の治安は加速度的な悪化するだろう。

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posted by ドクター国松 at 09:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 貧困の拡大 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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