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2024年05月14日

高齢化社会の日本が活性化するには高齢者が楽しく働ける環境作りが必要

日本のGDPがドイツに抜かれ、さらにインドにも抜かれ世界第5位に低下した。一時的な円安が原因だとしているが、円安が是正されたとしても再逆転は難しいだろう。

少子高齢化で人口が減少している日本がかっての繁栄を取り戻す方法は二つしかない。

長期的には人口を増やすことである。口だけでない本当の異次元対策で少子化解消をするか、移民を完全に自由化し人口を増やすか、いずれかの政策をとらない限り長期的な日本の衰退は避けられない。政府が主導し国民投票で「育児税等の増税を覚悟して日本人の人口増を目指すか」「移民を自由化し多民族国家へと変貌するか」を国民投票で決することである。

短期的には元気な高齢者に戦力として働いてもらうことである。その方法は今政府が行おうとしているように、年金だけでは生活できないような追い込んで働かざるをえないようにする方法ではない。

高齢者が自分にあった仕事を見つけ、よろこんで働くようにすることである。現在の定年延長では働かない高齢者をつくるだけである。

実際のところ年収1000万円あっても60歳をすぎれば役職定年で年収300万円程度まで減額される例もマレではない。これでは働いていても生産的な働きは期待できない。

年齢に関係なく、能力に見合った仕事と賃金を提供できないと高齢者を戦力化することはできない。日本では高齢者に能力に応じた仕事を提供する仕組みができていない。

仮に年金で生活できたとしても、65歳で定年し平均寿命までの15年から20年の間何もしないでいるのは楽しいことではない。何か自分の得意なことで社会のために働きたいと考えている高齢者は少なくない。しかし、現実は高齢者の仕事としてはあまり魅力の無い仕事に限られている。

高齢化が人口の三分の一を占める日本ではこのミスマッチをなくさない限り、人口が致命的に減るはるか以前に日本は急速に衰退することになるだろう。

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posted by ドクター国松 at 09:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本を元気にするには | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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