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2024年04月08日

トランプが大統領になるなら、日本はアメリカへの軍事依存を低下させる必要がある。

米紙ワシントン・ポスト電子版は7日、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、トランプ前米大統領がウクライナに南部クリミア半島や東部ドンバス地方の国境地帯をロシアに割譲するよう圧力をかけることで終戦に持ち込めると周囲に語ったと報じた。

トランプ氏は11月の大統領選で返り咲けばロシアの侵攻を終わらせることができると豪語しているが、今回初めて具体策が提示されたが、愚策そのものである。

確かにアメリカの援助がなくなればウクライナは戦争を継続することが難しくなり、この条件を受け入れてでもロシアと和解せざるをえなくなるだろう。

しかし、それはロシアの侵攻を終わらせることにはならず、プーチン大統領の武力侵攻にお墨付きを与えることに他ならない。

ヒトラーに対するチェンバレンの宥和主義の再現である。武力侵攻の成功に味を占めたプーチンが元ソ連邦構成国に対する侵略を繰返すことは避けられず、行き着く先は第三次世界大戦である。

トランプのアメリカ第一主義の考え方は信頼できず、台湾問題や尖閣問題で何時中国に譲歩を迫られるかわからない。プーチンに北海道への野心があることが明らかになった現在、トランプは当てにできない。

岸田政権は防衛費増強に舵をきったが、アメリカ依存の防衛力増強ではトランプ政権に譲歩を強制されかねない。アメリカへの武器や防衛戦略依存の防衛体制を見直す必要がある。


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posted by ドクター国松 at 09:26 | Comment(1) | TrackBack(0) | アメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『トランプが大統領になるなら、日本はアメリカへの軍事依存を低下させる必要がある。』に対する意見
http://kunimatu.seesaa.net/article/502927960.html

>しかし、それはロシアの侵攻を終わらせることにはならず、プーチン大統領の武力侵攻にお墨付きを与えることに他ならない。

アメリカ政府とジョージ・ソロスが暴力革命に関与したことでロシアのクリミア併を呼び込んで内戦へと突入しました。
その内戦の延長線上にあるのがロシアによるウクライナ侵攻です。
ロシアによるウクライナ侵攻は、EUへの加盟を目指すウクライナからロシアと結びつきが強いドネツクとルガンスクを分離してEEU(ユーラシア経済連合)へ引き込むためのものです。
ドネツクとルガンスクの流通通貨はロシアルーブルであり、実質的にはロシア経済圏の一員でした。
ウクライナにとって重工業地帯を有するドネツクとルガンスクは国家運営には欠かせない州ですが、EEUの拡大を目指すロシアにとっても重要な地域だったということです。
ロシアによるEEUへの動きを力づくで阻害しない限りは、ロシアによる軍事行動は起こらないでしょう。

【冷戦は経済圏の奪い合い】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-559.html
【二つの資本主義経済圏】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-1028.html
Posted by ewkefc at 2024年04月08日 18:20
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