イスラム人口の増加と労働者や観光客としてのイスラム教徒の増加で、日本国内においてもハラルフードを提供する店が増えている。
イスラム教の教えで食べてよいとされている食べ物を「ハラルフード」と呼び、豚やアルコールが禁じられているだけでなく、その調理方法についても細かい規定があり、牛や羊などの肉は食べてもよいとされているが、イスラムの教えに則った方法で屠畜・加工された肉でなければならないとされている。
その中身については我々日本人からすれば何の合理性も根拠もない滑稽なものであるが、増加するイスラム教徒に対応して金儲けをする為にハラルフードを提供するところが増えている。
しかし、これは単に金儲けの為の手段に留まらず、大きな危険性を秘めている。イスラム教徒にとって食べ物は、ただの好き嫌いの問題ではなく、それは、生き方そのものと言っても過言ではない。
神が個人の服装や食事、行動に常に規制する中世的なイスラム世界の価値観は平等と民主主義を前提とする今の日本の価値観とは相いれない。
少子化で人口減が避けられない日本が信じてもいないイスラム的価値観を金儲けの為であれ日本の中に浸透させることは、今後のイスラム人口の増加と相まって、日本社会と文化にとって大きな危機と混乱を招くことは避けられないだろう。
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