フランスでは女性が人工中絶する自由が憲法に明記され、日本では子供を産み捨てた女性が犯罪者として裁かれる。
どっちもどっちで評価できない。フランスの方法は殺人の合法化にすぎないし、日本では子供を育てられない貧困への配慮にかける。
「子供は国の宝」という言葉についても軍国主義時代の産めよ増やせよというスローガンを思いおこさせ、必ずしも全面的な賛同をえられるものではないかもしれない。
しかし、当時は人口を増やし軍事力を高め西欧諸国に対抗することが目的であったが、現在は人口減で国が衰退に向かっているのを回避することが目的であり、再び「子供は国の宝」という言葉を再評価すべきである。
西洋社会の倫理では動物ですら殺すことは大きな罪になるのに、女性の権利だからと母親の一方的な都合で胎児の殺人を合法化することは大きな矛盾である。
日本においても子供が一緒では生活できないような環境を放置しておいて、女性だけを罪に問うのは不公平である。
日本国は一人でも多くの子供を必要としているのに、せっかく生まれてくる子供を堕胎や犯罪で失うのは大きな損失である。
どんな事情であれ、親が育てられない子供は国が育てるように体制を整備すべきである。少子化に苦しむ日本にとって子供は宝であり、将来の納税者でもある。
軍備増強のように将来に何の価値も産まないものに多額の税金を使うより、将来の納税者として国に寄与できる子供の養育にお金を使う方が余程国家にとって有益である。
親が育てられない子供については国が育て、将来多額の税金を納められる収入を得られるように十分に教育すべきである。
そのためには今の児童養護施設のような最低限の支援ではなく、能力に応じ一流の人材を育てる施設を作るべきである。
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