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2024年01月10日

人口戦略会議が提言する人口8000万人構想では遅すぎる

日本の人口問題について、人口戦略会議が人口ビジョン2100として。人口を8000万人の規模で安定させて成長力のある社会を構築することを目指し、官民を挙げて対策に取り組むよう提言した。

この提言では現在特殊出生率1.26を2040年ごろまでに1.6、2050年ごろまでに1.8に到達し、2060年に人口を長期的に維持するのに必要な2.07にすることが必要とされている。

この為に必要なこととして、若年世代の「所得向上」「雇用の改善」、「共働き・共育て」の実現、 多様な「ライフサイクル」が選択できる社会づくり、安心な出産と子どもの健やかな成長の確保、子育て支援の「総合的な制度」の構築と財源確保、東京一極集中の是正などが提言されているが、具体策の提案はない。

現在の推計(出生率1.36)では2060年には人口は既に9000万人を切っており高齢者比率は40%に達している。この人口でと高齢化率では日本経済の停滞は避けられない。(提言では2060年時点では1億人を維持できるようになっている)

早い時期に出生率の改善ができないと、経済低迷や財政難で少子化対策ができなくなってしまう。2040年では遅く2030年までに出生率1.6に達するぐらいスピードアップしないと間に合わない。

日本の未来の為には出生率の向上が必要であることを官民相互が理解し、その為に必要な施策を可能な限り早く実行することが日本にとって最優先事項である。



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posted by ドクター国松 at 11:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の将来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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