米アマゾン・コムは18日、物流拠点で人型ロボットの試験運用を始めると明らかにした。ロボットは二足歩行し、2本の腕で物をつかみながら移動することができる。
人型ロボットは米新興企業アジリティー・ロボティクスが開発した「ディジット」。人間が使うことを前提に設計された建物で、そのまま作業できるのが強みである。
ロボットが生産現場に導入されて長いが、当初心配されたように人間がロボットに置き換えられる事態は生じていない。
ロボットを生産現場や物流現場に導入するにはその為の特別の建物やラインを必要とするし、人間を必要とする作業も多く残ったからである。
しかし、人型ロボットが生産現場や物流現場で使えるとなると事情は異なる。建物やラインに対する特別な投資は必要とせず、ロボットを導入するだけで人間に置き換えることができる。
まだ、空になったかごを元の位置に戻す作業をさせる程度の作業らしいが、すぐに人間ができる作業はロボットでもできるといことになるだろう。
そうなればいよいよ人間の仕事がロボットに奪われる時代が本格的に到来するだろう。社会の仕組みが劇的に変わることは間違いない。
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