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2023年09月22日

現在の経済システムが続く限り家族制度の崩壊は避けられない

マルクスの予言は外れ、資本主義国が共産主義国家になるどころか、共産主義国家は次々と資本主義国家へと生まれ変わった。

残った中国や北朝鮮といった共産主義を標榜する国家もマルクスが考えていた共産主義とは似ても似つかぬものになっている。

ただ一つ私がマルクスの主張で共感しているのが下部構造が上部構造を規定するという主張である。政治や社会制度や家族制度は下部構造である経済構造により規定されるというものである。

これを信じるならば、現在の経済システムが続けば夫婦が共に住み家族を育てるという家族制度の崩壊は避けられないという結論に達する。

昔は大家族が家族制度の標準であった。夫婦と子供だけでなく親戚も一緒に住み大家族を構成していた。これは一族で協力して家業を営んでいたことの反映である。農家でも商家でも一族で協力し家族経営で行っているのが常態であった。大家族制度はこの経済的基盤にマッチした家族形態だったのだろう。

それでは夫婦と子供が同居する家族の経済的基盤はというと、夫が外で働き妻が家庭のことと子育てをするサラリーマン家庭を反映したものだろう。

勿論家で夫と妻が協力して商売をするという零細事業者にも該当する。

しかし、現在自民党が推奨しているのは夫も妻も同居しながら別々の場所で働き子供を育てる家庭である。

しかし、この家庭携帯では夫か妻がいずれかが犠牲になることは避けられない。夫も妻も実力を発揮しそれに見合った職場で働こうとすれば、同居しなくてはならないことは制約となる。

男女平等というスローガンの下に男も女もベストな仕事を選択し続ければ、結婚生活は邪魔にしかならず、夫婦が同居と子供を育てるという家族を構成することはデメリットとしか感じられなくなる。


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posted by ドクター国松 at 09:36 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日本社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『現在の経済システムが続く限り家族制度の崩壊は避けられない』に対する意見http://kunimatu.seesaa.net/article/500841884.html

>マルクスの予言は外れ、資本主義国が共産主義国家になるどころか、共産主義国家は次々と資本主義国家へと生まれ変わった。

マルクスは資本主義経済に代わる新たな経済システムとして共産主義を提唱したと思い込んでいる人がいますけど、マルクスは新たな経済システムなど一度も提唱していないのですよ。
因みに、マルクスは資本主義という呼称すら一度も用いていません。

ミヒャエル・エンデは、「マルクスの最大の誤りは、資本主義を変えようとしなかったこと。マルクスは国家に資本主義を任せようとしたのです。つまり、私たちは過去50年から70年の間、対立する双子を持っていた。つまり、民間資本主義と国家資本主義であり、どちらも資本主義のシステムだった。」と言っている。
つまりね、社会主義や共産主義は資本主義経済の一形態であり、資本主義経済の一運用方法でしかないんだよ。
資本主義経済とは借金という形で発行されたお金の運動のことですから、共産主義国も資本主義経済国なのですよ。
資本主義経済を計画経済で運用しても、市場経済で運用しても行き着く先は同じなのです。
何故なら、負債は数学的に一定の速度で大きくなるけど、富は複利の速度で大きくならないわけ。
この世は有限の世界であり、福利の速度で増殖する価値など存在し得ないのです。

【フレデリック・ソディの経済理論】
https://www.chukyo-u.ac.jp/research/irss/image/kiyou_57/kawamiya-0401_0230socsci-chukyo.pdf
【社会主義は資本主義経済に代わる新たな経済システムではない】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-1000.html
【騙す馬鹿に騙される馬鹿F】
https://ewkefc.blog.fc2.com/blog-entry-21.html

Posted by ewkefc at 2023年09月23日 00:56
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