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2023年09月19日

ジャニーズ問題が明かす日本企業の横並び体質、今も昔も日本企業は変わらない

ジャニー喜多川の性犯罪が明確になり、ジャニーズ事務所が記者会見をして以降スポンサーのジャニ−ズ離れが止まらない。

ジャニーズの人権侵害を問題視するなら、もっと以前にジャニーズと手を切るべきだったのだが、皆会見後の同じタイミングでジャニーズ離れを表明している。

これは横並びそのものである。日本の大企業の横並びはサラリーマン経営者の「皆がするとおりしていれば失敗しても責任を問われない」という責任逃れ体質によるものである。

かって日本の大企業はこれで大失敗を繰り返している。メモリー半導体で日本が世界一の地位を保っていたころ、半導体分野を手掛けていた全ての企業がメモリーの設備投資に殺到し、どこも他の半導体に力を入れようとはしなかった。結果的に過剰投資に陥り日本の半導体産業は衰退した。

また、液晶分野でも同様の失敗を繰り返した。同業他社と横並びの投資戦略をとったからである。他にも横並びに同様の分野に投資し過当競争に陥って失敗した例は枚挙にいとまがない。

今回のジャニーズ事務所に対する各社の対応は、この体質が未だに治っていないことを明らかにした。

自己責任でリスクをとって他社と異なる独自の戦略をとれないようでは、今後も日本企業が世界の中で指導的な地位を占めることは期待できない。

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posted by ドクター国松 at 09:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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