昔は社会人としての必修知識として読み書きそろばんということが言われてきた。文字・文章を読むこと,内容を理解して文章を書くこと,および計算すること,ならびにそれらができる能力をもっていることが近世末期以降,初等教育における基本的な教育内容とされ,また初等教育で獲得させる基礎的な能力として考えられてきた。
現在ではそろばんに代わり英語能力が重要視されるようになってきた。さらにICT能力の必要性が認識され教育現場でもICT教育が加わってきた。
しかし、ICT教育をうけた人材が社会に進出するにはまだ時間がかかる。日本が外国に遅れをとっているのは現役の社会人のICT知識が外国に大きく後れをとっているからである。
日本企業が外国企業に伍して戦うには、経営戦略にITCを反映させることが必要であるが、日本の経営者のITC知識が外国の経営者と比べて大きく劣っており、経営戦略もITC以前の旧態然としたものにとどまっている企業が多い。
この弱点を克服するには。現役の若手社員に徹底的にICT教育を行い。経営戦略に自然にICTを取り込めるような人材を育成して可能な限り早く経営層まで育成することである。
これができないと日本の企業の地位は低下し続けるだろう。
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