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2023年08月10日

麻生氏の「戦う覚悟」発言は無責任、日本には台湾が攻撃されたかと戦争に関与する法的根拠が何も無い

麻生氏は8日の台湾での講演で、台湾海峡の平和と安定には強い抑止力が必要だとして、日米や台湾に「戦う覚悟」が求められていると強調した。中国は激しく反発している。

鈴木馨祐政調副会長は9日夜のBSフジ番組で、麻生太郎副総裁が台湾訪問の際に日米や台湾に「戦う覚悟」が求められているとした発言に関し「政府内部を含め、調整をした結果だ」と述べたが、政府が本当に戦う覚悟ということを容認したのなら無責任としか言いようがない。

憲法9条については、いろいろと拡大解釈を行い自衛隊を拡張してきた。また防衛活動に対する軍事力行使についても日本が攻撃されれば反撃は可能というところまで憲法条文を無視して拡大解釈してきた。

しかし、さすがに他国が攻撃された時に日本が戦争に参加するというところまでは拡大解釈されていない。
国民世論も台湾有事に日本が軍事的に参加することまで容認していない。それにもかかわらず、台湾有事を想定して日本が戦う覚悟と国際的に発信するのは、国民や憲法・法律無視もはなはだしい発言である。

安全保障については浮ついた無責任な発言を繰り返す前に、地道に国内世論と国内の体制を整えることが必要である。

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posted by ドクター国松 at 09:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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