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2023年07月14日

中国の政治体制は封建時代と同じく経済の発展を妨げる

かって、ヨーロッパ以外で何故日本だけが工業化に成功したか、ということが論じられていた。

ヨーロッパ文明に接触したアジア各国はトルコからインド、中国に至るまでヨーロッパの工業力をわが物にしようとしたが、どこも成功することができず唯一日本だけが工業化することに成功した。

この原因は日本がいち早く封建制度に依存する国家体制を捨てたことにある。多くの封建国家や封建制に基礎をおく王政国家においては、既存の経済体制における地主層が政権基盤となつていたため、工業化と西洋化を進めることでその政治基盤が破壊され国家の混乱を招き、結果的に工業化を推進する政権の基盤を破壊し政治的混乱をもたらすことになり、工業化を進めることがかえって植民地化を進めることになった。

現在の独裁国家は経済的には資本主義に基礎をおいている為、独裁制と経済発展がある程度両立できるようになっている。

かっては中国共産党の独裁も経済との親和性が高かったが、現在ではその関係が成立しなくなっている。AI分野の発展に対し、中国共産党が権威に対する挑戦を恐れるあまり過度な制約を加えていることが、この分野での発展を妨げている。中国の権威主義的で思想統制的な体質が改善されない限り、この分野での中国の発展は制限される。

今また、権威主義的な独裁政治よりは自由主義の方が有利な経済的基盤が成立しつつある。この意味でも共産中国が世界の覇権国家となることはできないだろう。


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posted by ドクター国松 at 09:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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