財源もわからない異次元とは名ばかりの少子化対策が実現しそうだが、結局のところは国民負担は増えたが子供は増えないという結果になりそうである。
少子化の原因は結婚できないことである。アンケートなどをとると結婚したくないという意見があるが、実際のところ最も多いのは将来への不安である。
結婚し、子供をもった後の自分の生活に自信が持てないから結婚できないという者が人数的には最も多い。少子化対策の一番は若者の経済的な将来不安をなくすことである。
今回の児童手当の増額程度の金額では生活不安の解消には繋がらない。子供をもったら生活はむしろ楽になると若者に信じさせるには子供一人年100万円程度はあってもいい。
それよりも重要なのは生活基盤である仕事の安定性である。低賃金で不安定な非正規雇用者では結婚に踏み切れない。
非正規社員の地位安定を図るか、条件が悪ければすぐ転職できるような転職環境を整備し、失業する不安をなくすことが有効である。
経済的な自立と将来への明るい展望が無いと、とても子供を持ち気にはなれない。政府が第一にすべきことは国民が安心して働き子供が持てるような環境を整備することであり、雀の涙のような児童手当のわずかな増額を異次元の少子化対策と強弁することではない。
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