過去複数回に渡り被害者が声を上げたものの、ジャニー喜多川氏の性犯罪が大手メディアで報道されることはなかった。
今年3月にはイギリスのBBCが制作したが、我が国のマスコミは沈黙を破ろうとはらず、大手メデイアは黙殺してきた。
ジャニーズ事務所の機嫌を損なうと、番組がつくれない。テレビ、新聞がこの問題に沈黙する理由はそこにあった。真実を伝えるというマスコミの建前は目先の利益の前には簡単に無視されてきたのである。
週刊誌報道やSNSでの拡散、「ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」の被害者への謝罪などを求めるオンライン署名活動等々による性被害報道の拡散により、遂に同事務所が14日に公式サイトで藤島ジュリー景子社長の動画公表による謝罪に追い込まれた。
それを受けてようやくマスコミ各社は5月14日、ジャニーズ事務所が公式サイトで創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題について一斉に報じたのである。
事実を伝えるというマスコミの本来の役割が新聞やテレビ等の日本のメディアでは完全に失われ、利害関係者への忖度が経常的に行われていることを国民の前で明らかにしたできごとである。
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