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2023年04月28日

韓国はアメリカの核の傘への依存を高めたが、果たして正しい選択だったのか

米国は韓国が核兵器開発を断念する見返りとして、北朝鮮から攻撃を受けた場合に米国が「核の傘」を含む戦力で韓国を守る「拡大抑止」に関する協議において、韓国に大きな発言権を与えることに合意した。

今回の合意により、韓国を防衛するために米国の核戦力を使うことについて韓国側が求めていた協議の場が設けられることになる。ただ、核戦略の標的や作戦の実行については、米国が引き続き決定権を有することになる。

これで安全が保障されるかというとはなはだ疑問である。アメリカでは民主党と共和党の政策断絶が大きく、トランプ政権時のように何時急な政策変更があってもおかしくはない。

イランに対するスタンスの変更に象徴されるように、アメリカの対外政策は政権交代で大きく変わるリスクがある。北朝鮮との核戦争のリスクを冒してまで、アメリカが拡大抑止による核攻撃に踏み切るかどうかは疑わしい。

また、アメリカの核に完全に依存することで、様々な局面でアメリカに配慮せざるを得なくなる。自国の利益を犠牲にしてでもアメリカの要請を受け入れざるをえなくなる局面も増えるだろう。

これは安全保障をアメリカに依存する日本において過去に実際にあり、今でも行われていることである。

安全保障を他国に依存することは、政治決定の自由を失うことである。核においてもアメリカに依存するよりは自国で保有できるように外交努力を続けるのが賢明な政策である。

そしてそれは日本においても同様である。核で大きな被害を受けた過去があるからと、核保有の選択を放棄できるような時代ではなくなっていることを認識すべきである。

韓国が核保有すれば、必然的に日本も核保有に踏み切ることになるだろう。

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posted by ドクター国松 at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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