北朝鮮の軍事陸は既にアメリカでも無視できないレベルに達している。韓国や日本を何時でも攻撃できる単距離ミサイルに加え、アメリカ本土を攻撃できる長距離ミサイルを持ち、度重なる核実験で既にミサイルに搭載しアメリカを核攻撃できる能力を有すまでになっている。他にも海中で核爆発させる津波兵器の開発にも着手している。
日本の一部では通常兵器の優越性を根拠に、自衛隊の方が北朝鮮より圧倒的に強いと主張する者がいるが、ミサイルによる核攻撃に無防備な日本が北朝鮮に勝てる可能性は無い。
もはや北朝鮮の核を放棄させる方法はアメリカによる核戦争を覚悟した北朝鮮攻撃以外に残されていない。しかし、それには数百万人単位の犠牲を伴う可能性がある。
アメリカは2009年に北朝鮮が二回目の核実験を行った時点で北朝鮮を攻めるべきであった。この時点であればアメリカはそれほどの被害を被ることなく北朝鮮を圧倒できただろう。しかし、現時点では既に遅い。
オバマの優柔不断な平和主義が将来に大きな禍根を残した例である。チェンパレンの優柔不断な平和主義がヒトラーに第二次大戦を決意させたように、オバマの優柔不断な平和主義は核保有国北朝鮮を生み出した。
今後、どんな局面で北朝鮮が核兵器を使用するかはわからないが、オバマの失敗が将来に大きな安全保障上のリスクを生み出したことは間違いない。
時には人命を犠牲にしても徹底的に戦うべき時がある。それを逃せばより大きな人命の犠牲をもたらすことになる。
今のロシアによるウクライナ侵略に対する民主主義各国の対応も同様である。これを許せば将来より大きな大戦をもたらすことになる。
2009年
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