現役の共産党員が公然と党首公選制の導入を求め、党内外に波紋を広げている。党首公選制の導入を求めたのは、現役の共産党員でジャーナリストの松竹伸幸氏で党首選が実施されれば自ら立候補すると表明した。
共産党は昔のソビエト共産党や現在の中国共産党と同じく、分派や派閥を認めない「民主集中制」を組織の原則とし、2〜3年ごとに開催する党大会で選出された約200人の中央委員が委員長を選ぶ。志位氏は党書記局長を務めた後、2000年11月に委員長に選出され、在任期間が20年以上の長期に及んでいる。
はっきりいって中国で習近平がえらぱれたのと同様な手続きで日本共産党の党首は選ばれており、それが民主集中制という共産党の根本である。
民主的な手続きによる党首公選制は共産党の在り方とは相いれないものであり、それは昔も今も変わっていない。
共産党がどんなに耳にやさしい言葉を唱えたとしても、その本質は中国の共産党と変わりはなく、民主主義の基盤ともいえる多様性を否定し、異論をゆるさない権威主義的な政党であることは否定できない。
日本ではその心配はなさそうだが、もし共産党が政権をとるようなことがあれば、日本から自由な議論は失われるだろう。
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