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2022年12月28日

与党に拮抗できる野党は必要だが、それは決して立憲民主党では無い

輿石東・元参院副議長が「自公政権が10年続いたのは、野党よりはまだましだという消極的支持のためだ。しかし、政治にバランスと緊張感が欠けると権力は腐敗する。それを防ぐには、野党が与党に拮抗(きっこう)できる勢力として国民から期待されるような状況を作らなければならない。野党第1党である立憲民主党にしっかりしてもらわなければならないということが一番の願いだ。」と述べている。

与党に拮抗できる野党が必要という意見には賛成だが、それは決して立憲民主党ではない。立憲民主党では民主党時代に逆戻りするだけである。

主に財界や官僚、各種業界団体等の利権団体を基盤とする自民党に対し、立憲民主党はこれも連合をはじめとする労働組合を基盤としている。

自民党の支持基盤が政治と密着することで影響力と利権を有する特権団体であるのと同様に立憲民主党の基盤である労働組合も労働者の中では少数の特権団体である。

特権団体の利益代表である自民党と拮抗すべき野党はその支持基盤を普通の一般国民に置く大衆政党でなければならない。

残念ながら日本にはまだ一般国民を代表する有力政党は生まれていない。最も近いのが日本維新の会であるが、自民党出身者が多く色濃く自民党的体質を残している。早く一般国民を基盤とする大衆政党に生まれ変わってほしいものである。

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posted by ドクター国松 at 09:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の政治システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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