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2022年10月28日

中国の経済減速は一時的なものではない。日本企業は中国への依存度を早く減らすべき

 ファナックは27日、2023年3月期連結業績予想を下方修正すると発表した。ロボット需要は世界的に旺盛だが、先行き不透明な中国経済の影響でFA(工場自動化)、ロボマシンの需要減速を見込んだ。

習近平の独裁体制が確立したことで中国の経済環境は大きく悪化すると思われる。従来の中国指導部は経済拡大を優先してきたが、習近平は経済よりも共産党の理念を重視することを明確に示している。

また、アメリカから覇権国家としての地位を奪う方向で動き始めている。アメリカもまた中国のこの野望を認識し、それを防ぐ為には何でも行うという姿勢を強めている。

米中が軍事対決するような事態はすぐにはおきないだろうが、経済分野では様々な対立が避けられない。特にアメリカ側から中国への様々な経済的制約の強化は当然日本にも大きな影響をもたらす。

技術移転の制限だけでなく中国への投資にも暗黙の圧力がかかるようになることは間違いなく、日本のグローバル企業に対してはアメリカと中国のどちらを選ぶのかという選択を迫られることになるだろう。

日本がアメリカの準属国である現状を考えれば、日本企業もアメリカを選択せざるをえない。結果、中国からの反撃を受け、日本企業の中国への投資資産を失うことになりかねない。

今のうちに中国からの撤退を開始すべきである。少なくとも中国国内の資産を失っても経営に致命的なダメージを受けないようにすべきである。


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posted by ドクター国松 at 10:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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