テレビ朝日系「モーニングショー」で、コメンテーターの玉川徹氏と石原良純が再生エネルギーをめぐって激論を繰り広げた。
電力を再生可能エネルギーで賄うことを主張する玉川氏に対し、石原は「再生可能エネルギーで日本のエネルギーを賄えるわけがない!」と真っ向反論した。
現在想定されている太陽光や風力を中心とした再生可能エネルギーでは確かに日本のエネルギーを賄うことは難しい。日本に必要なのは常時一定の電力を提供できる電力設備だが、気象条件に大きく影響される太陽光や風力では蓄電技術が今より進んだとしても電力需要を安定的に賄うのは難しい。
再生可能エネルギーで安定的に電力が供給できるのは地熱発電だけである。しかし、日本では十分な資源があるにもかかわらず既得権の制限があり地熱発電の導入は進んでいない。
このまま地熱発電が進まないとすれば、石原氏が暗黙に主張しているように原子力以外に無い。但し、原子力には致命的な欠点がある。それは最終処理場が無いことである。
政府も原子力に舵を切るのであれば、40年を経過した古い安全性に不安のある原子炉の再稼働ではなく、最新型のより安全な原子炉を新設した方がいい。
いずれにせよ、原子力廃棄物の最終処理にめどをつけずに原子力発電を進めるのは無責任であることは言うまでもない。
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