クリミアを併合したロシアはウクライナとの国境付近に9万2000人の軍部隊を集結させている。親ロシア勢力の強いウクライナ東部への侵攻もありうると欧米各国は危機感を抱いている。
一方プーチン氏はウクライナ国境周辺の軍備増強には触れず、「米国とNATOがロシア国境付近に軍を展開して演習を繰り返し、深刻な懸念を生んでいる」と主張。NATOの東方拡大に対しては軍事的な対応も辞さないと警告した。
ロシアはウクライナのNATO加盟を阻止する為に軍事的圧力を加えていると主張し、欧米はロシアによるウクライナ侵略を防ぐ為にNATOへの加盟が必要と主張し互いの意見は対立している。
それぞれが自分が正しく、相手が悪いと主張するのは外交の常であるが、クリミアをほぼ無血で併合し、さらに同胞が多いということでウクライナ東部への侵略を図るとすれば、それはかってヒトラーがとった外交戦略の再現である。
特に、軍事力を背景に恫喝外交を繰返すとすればヒトラーの戦略そのものである。第二次大戦前のイギリスの宥和外交の失敗を繰返せば取り返しのつかないことになる。
欧米各国は断固とした対応をすべきである。
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