孫さんの率いるソフトバンクグループはアリババで大成功をおさめ、その含み益を活用して投資会社として成功し、現在でも多くの中国企業に投資をしている。
多くの新興ベンチャー企業が誕生し成長する中国企業に投資することは理にかなっており、ソフトバンクグループは十分な成果を収めてきた。
しかし、習近平が自由から統制に民主から独裁にはっきり舵を切ったことから、情勢は大きく変化した。
アメリカやヨーロッパ先進国は明確に中国を危険な存在と認識しはじめ、中国の先端企業を自らへの脅威として排除し始めた。
既にアメリカは中国企業の一部への投資を制限し始めている。ソフトバンクグループが前提としていた投資環境は大きく変質したと言える。
これは短期間で収まるものではなく、昔の米ソ冷戦のような状態が長期化する可能性は決して低くはない。すぐには無理だろうが、徐々に中国企業の比率を低下させることが必要である。特にアリババについては早急に縮小することが望ましい。
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