岸田内閣は若手と言われるメンバーを多く登用した。それ自体は否定されるべきものではないが、デジタル担当大臣についてはいただけない。
デジタル庁は発足したばかりの省庁であり、これから他省の利権を奪いデジタル化に関する権限を集中していかなければならない。
それには大臣の政治力とデジタル分野における圧倒的な専門的知識が必要となる。
しかし、今回デジタル担当大臣となった牧島かれん氏にはどちらも期待できそうもない。政治家としてのキャリアからみて強い政治力の発揮は期待できそうもない。さらに、政治家になるまでのキャリアを見てもデジタル分野での専門的知識を有するとも思えない。
発足したばかりの官庁のトップがこの状態ではデジタル庁の職員がよほど頑張らないと成果は期待できない。岸田首相自体あまりデジタル庁への思い入れはなさそうなので。せっかく発足したデジタル庁も官僚を食わすための形だけのもので終わりそうである。
日本のデジタル化での遅れは解消されそうもない。
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