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2021年09月28日

近視眼的な財務省に踊らされ、日本は増税で経済を破壊してきた

将来の歴史家が21世紀の日本没落を分析する上で、理解しがたいのは、何故日本は何度も同じ間違いを繰り返したのか、ということであろう。

橋本龍太郎が消費税を3%から5%に引き上げた後日本経済は大混乱に陥り、多額の税金を費やすことで、回復基調にもってきた景気を潰してしまった。

後に橋本龍太郎は財務省に騙されたと歯ぎしりした。

安倍総理はアベノミクスとして大規模な金融緩和を行い景気回復をはかったが、消費税を5%から8%、10%に引き上げた結果、個人消費の減少に直面し、目標としたデフレ脱却に失敗した。

今回、もしコロナ対策の補填として何らかの増税を実施すれば、日本経済は再び景気後退期にはいるだろう。そして、そのことが日本の衰退をもたらすことになる。

将来の歴史家は日本衰退の原因として、近視眼的な財政収支改善に拘り、経済そのもののメカニズムを理解
できない財務省が、日本政治に分不相応な影響力を持っていた政治システムの欠点にある、と結論づけることになる。

政治から財務省の影響力を失くさない限り、これからの20年間も日本の衰退は避けられない。

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posted by ドクター国松 at 10:02 | Comment(0) | 財政健全化という病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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