日本の安全保障で敵基地攻撃能力が必要か否かが議論になっている。その反対論としていろいでているがピントはずれのものが多い。
憲法云々の問題は置いて技術的な反対論についてみてみよう。よく聞かれるのが敵基地攻撃の目的をミサイルが発射される前に敵基地を攻撃することと捉え、移動式の発射装置の位置を事前に知ることは困難であり、敵基地攻撃能力を持っても無意味という主張である。
確かに移動性の発射装置を発射前に破壊することは不可能に近く、発射した後でも移動してしまうので、その正確な位置を把握し破壊するのは困難である。
敵基地攻撃能力の本当の目的は敵領土への攻撃である。日本が敵の領土を破壊する能力を持つことで、敵が日本に向けてミサイルを発射かるのを抑止する。これが敵基地攻撃能力を持つ意味である。
ミサイル防衛能力だけでは安全は維持できない。敵は日本からの反撃を恐れることなく、日本の領土のどこへでもミサイル攻撃することができる。ミサイル防衛は完璧でないので必ず被害を受け日本国民が殺されることになる。
敵基地攻撃能力を持ち、日本を攻撃すれば相手も反撃を受けて被害を受ける状態になって初めて抑止力となる。この意味で敵基地を攻撃できるミサイル能力は絶対に必要である。
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