コロナの新規患者は着実に増加しつつある。昨日では新規陽性者は2万人を突破したが、5万人を超えるのも時間の問題であろう。
政府のコロナ対策を見ているとコロナという感染症を甘く見ていたとしか思えない。最初武漢でコロナが発生した時に中国人のにゅえ国を制限しなかったことが最初の失敗。感染症の脅威より中国との友好を優先した。
次に、コロナが収束していないのにもかかわらず、goto eatやgoto travelを強行した。感染症より経済を優先した。
コロナ対策として緊急事態宣言を実施したが、実効の期待できるロックダウンを実施することを拒否した。憲法を口実にしているが、現行憲法下でもロックダウンは可能であり、経済と憲法改正の気運をつくることを感染症より優先した。
さらに、コロナ患者の大幅な増加が推定されるにもかかわらず、平時の病床体制を変更しようとしない、
とどめはオリンピックの実施である。直接的にも間接的にもオリンピックの開催が患者数を増やすことは自明の理であったが、これを無視しオリンピックを強行した。
これらは全てコロナという感染症を軽視した結果であり、軽視に至った理由は悪い情報はあえて無視し都合の良い情報だけに目を向けた結果である。
これは太平洋戦争時の軍部の対応と同じであり、東北大震災による原子炉事故を招いた津波想定の甘さと同様である。大きな津波を想定すると対策費が嵩むため、あえて低い津波予想を採用したのである。
日本という国のリスク管理は常に都合の悪いことに目をつぶる不完全なものであることをまた証明してしまった。
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