オリンピックの誘致に成功した時点では、こけで日本の経済は回復すると期待していた。しかし、思いがけないコロナ禍で将来東京オリンピック誘致は日本経済に致命的であったと評価されそうである。
東京オリンピックの誘致が経済にプラスと判断されたのは、その準備として各種インフラ整備のために、政府がインフラ投資を活発化すること、企業もそれにより、国内に有望な投資対象を見つけることができること、オリンピックで個人需要の拡大が期待できること等が期待できるためであった。
しかし、インフラ投資は実施されてきたが、消費税の増税による需要減で相殺され期待したほど経済は浮揚しなかった。
また、今回のコロナ禍で国民のオリンピックに対する期待や高揚感は萎んでしまい、オリンピック特需は期待できる環境に無く、万一オリンピックが中止や無観客で実施されることになれば、費用対効果は大きなマイナスとなる。
また、結果的にオリンピックは建設資材の高騰を招き、東北大震災からの復興を妨げただけに終わってしまった。オリンビックに使う金があれば、もっと東北やその他の被害地の復興に資金を投入すべきであったという結論になってしまう。
後だしではあるが、東北大震災からの復興が終わらない時点でのオリンピック勧誘は判断ミスであり大失敗であった。
前回のオリンピックは日本復活の狼煙であったが、今回の東京オリンピックは日本崩壊のキッカケになるだろう。
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