広島県選出の立憲民主党の国会議員の森本真治が「安全保障は当然日米同盟を基軸に考えなければならない。しかし、だからといって米国による「核の傘」(核抑止)が不可欠ということにはならない。核抜きの日米同盟は成り立つ。国民は日米安保は必要だと考えているが、米国の核の傘で守ってもらいたいと考えているわけではない。」「また、実際に核の傘が有効で、そのおかげで日本が他国から攻撃されなかったかどうかも、また別の話であって、日本の平和主義が果たした役割も考えるべきだ。日本が本当に核の傘で守られているのかどうかは、まさに国際政治の現実的な判断のなかで考えるべきだ。」と発言している。
立憲民主党の国会議員の国際情勢に対する認識の低さには開いた口がふさがらない。日本の平和主義がはたした役割と言っているが、国際社会に対して日本の平和主義が果たした役割は無いに等しい。朝鮮戦争やベトナム戦争、その他世界各地の紛争に対し思想的にも外交においても日本が果たした役割はゼロに等しい。
日本の平和主義が役にたったとすれば、それを口実にして防衛をアメリカまかせにし経済に資源を集中して高度成長を成し遂げたことぐらいである。
また、近隣に核兵器を持つ国が存在し、そのうち北朝鮮は日本に敵意を持ち、中国とは過去の遺恨があり、尖閣や南シナ海での対立が存在する。また似非同盟国の韓国との間にも深刻な対立がある。
これらの対立が顕在化しないのは日本アメリカと同盟しているからであり、核兵器による脅しに対し日本が対抗できるのもアメリカの核兵器の傘に守られているからであり、このことは現実的な常識があればだれの目にも明らかである。
一部の平和ボケした現実を見ない者だけが、北朝鮮の人殺し独裁者であっても核兵器を使用することはないとかってに思い込んでいる。
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