コロナが拡大し11都道府県に緊急事態が宣言されることになった。この過程で明らかになったのが日本に存在する大きな格差である。
勿論、コロナで影響を受ける業種と全く影響を受けない業種で格差が生じるのは当然だが、今回格差が問題視されるのは業種感の格差ではない。
モロに影響を受けている航空業界においては正社員については他業種に出向させてでも雇用を維持しているが、非正規社員については解雇している。
飲食業やホテル業界などは非正規社員の割合が多く、解雇される従業員が後をたたない。
雇用を維持されている者にとっては多少給与が下がったとしても生活は大きく変わらず、コロナは大変でも致命的ではない。しかし、解雇された者にとってはコロナは致命的である。収入がなくなりたちどころに生活に困ることになる。また、貯蓄が底をつき家賃が払えなくなれば住むところも失ってしまう。
同じヒロナ禍という災害に直面しても、正規社員と非正規社員ではそのダメージは大きく異なる。正社員にとっては他人ごとでも非正規社員にとっては人生を狂わせる大事件である。
正規社員と非正規と社員の格差は賃金だけでなく、雇用の安定性という点でも全く異なる。それが保有する預金の差となり、非正規社員は災害に直面すれば簡単に今までの生活を失ってしまう。
人生をよりよく過ごすには安定した収入と余裕が必要であり、これを持たない非正規社員が国民の中て゜多くを占めるようになった日本社会は心の中に怒りを秘めたギスギスしたゆとりの無い社会にならざるをえない。
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