日本の新型コロナウイルス対策については不備が目立ち世界からも不信の目で見られている。公表されている死亡者数が正しく、他にコロナによる死亡者が他の病因による死亡者として隠れていなければ幸いなことに日本の死亡者数は他国と比較して少ない。
この原因ははっきりしないが確実に言えることは厚労省の成果ではないということである。厚労省の医系技官の問題点については10年前の2010年9月24日に登用経済が「医系技官の存在が国民を不幸にしている」という本を書いて村重直子氏へのインタビューを載せている。
それによると、まず医系技官は医師免許を持つといっても大部分がペーパードライバーであり、臨床の経験が無く、その意味では医師としては素人であり専門家ではない、自分たちの利権を守る利権集団であることが指摘されている。
このインタビュー当時は新型インフルエンザ流行の翌年で、前近代的な水際作戦が医療現場を混乱させたことが指摘されているが、今回のコロナ禍でも水際作戦に拘り結果的に国内での流行を防ぐことに失敗している。
最後に今後も同じようなウイルス禍が発生したら新型インフルエンザ当時の二の舞になると予言されているが、今回のコロナ禍ではその予言が完全にあたってしまった。
素人医者による医療行政は金融経済を知らない財務官僚による財政至上主義と同様に日本にとっては百害あって一利ない。
官僚組織が権限と利権を独り占めする政治体制を破壊しない限り、永遠に衰退した日本は浮かび上がれない。
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