泣きっ面にハチというのは今の日本経済を表すのに最もふさわしいことわざではないだろうか。やらなくても良い消費税増税を強行したばかりに個人消費が大幅に減少し、日本経済は衰弱し体力を大きく損なった。
これに暖冬が重なった。今年の冬は異常に暖かく冬物は大不振であり、スキー等のウインタースポーツは伸びず、冬物衣料も売れない。
これだけでも日本経済にとっては大きなマイナスだが、さらに輪をかけて経済を悪化させる要因として新型コロナウイルスの流行がある。
中国だけで流行したとしても、中国からの輸入品の欠品や部品の製造、輸出・輸入の減少、インバウンド消費の減少だけで日本経済には大きなダメージを与える。
それが世界に流行したことで世界経済が悪化し、さらに日本経済にマイナスの影響を与える。
さらに日本国内で新型コロナウイルスが拡大することで、各種行事が中止となり国内需要を減少させ、企業が在宅勤務や休業に追い込まれることで直接的に日本経済に悪影響を与えている。外出を控えることで個人消費はさらに減少している。
日本経済にとってはこの上もない悪材料であり、リーマンショックをしのぐ経済悪化を招いても何ら不思議はない。
2月6日に「株はのんきに上がっているがこのままですむのだろうか」という記事を書いたが、株もとうとう下げ始めた。しかし、この程度で済むとは思えない。
2020年は最悪の年になりかねない。
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