感染症を専門とする岩田健太郎・神戸大教授が「ウイルスがいるかもしれないゾーンと、安全なゾーンを区別してウイルスから身を守るのが鉄則というが、船内はこの区別がついていなかったと」ダイヤモンドプリンセスの現場での厚労省の対応を批判した。
これに対し厚労省の役人は明確に区分されていると反論し、圧力をかけ(教授も厚労省も表向き認めていないが、何らかの圧力があったことは間違いないだろう)教授に発言を撤回させた。
しかし、明確に区分されていれば新たに厚労省や内閣官房の役人が感染するはずがない。この事実が厚労省の官僚発言が嘘であることを証明している。
それ以外にも厚労省官僚のバカな対応がいくつも報道されている。
以前に検査した結果が陰性だからと下船させる場合、下船直前での検査を実施していない。新たに感染者がでているということは前回検査時から下船までの1週間程度の間に感染している可能性は否定できない。下船直前に再検査しないと感染していないとは断言できない。しかも彼ら乗客は公共交通機関を利用して家に戻るよう言われていた。
他にも驚くべき事案が報道されていた。姉妹で船にのっている家族の妹が陰性となり入院することになっ。しかし、下船後病院の受け入れ態勢が間に合わなかったため、再度船に戻り姉と一緒の部屋で待機するよう求められたらしい。妹は姉に感染することを恐れたが、厚労省の役人は一緒の部屋に戻らせたらしい。
これらを検証すれば、厚労省の役人に感染症対応能力が無いことは明白である。このままオリンピックが中止に追い込まれることになれば厚労省の責任は重大である。
過去にもさまざまな問題をおこしてきた厚労省については、これを機会に解体し新しい疾病対策センター等の組織を作り再編成すべきである。
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