現行のnisaの恒久化が見送られた。理由は現行のnasaが短期的な株式売買に利用され、当初意図した長期的な投資に向けられておらず富裕層優遇になる、ということらしい。
しかし、nisaでは年間120万円しか投資できず、一旦売却するとその代金でnasaで買いなおすことはできない。
つまり1年にたった120万円の投資しかできないのである。短期で売買すれば1回で終わりで回転売買はできない。
1年にたった1回120万円しか投資できない制度のどこが富裕者優遇なのだろうか、いいがかりとしか言いようがない。
結局のところ財務省はたとえ少額であっても無税の制度が気にいらないだけである。
政府の貯蓄から投資へというスローガンには反対しがたいので、利用しにくい制度に改悪し利用者数を減らし実質的に廃止する。これは政府に対する財務省の陰険な抵抗策である。
結果的に2024年からのnisaは20万円分の積み立てをしないと残りの102万円は利用できず、さらに102万円分についてはリスクが高すぎて資産形成にむかないものは除外するとしている。
投資に関して何のノウハウも経験も無い財務官僚ごときに投資商品について判断できるはずもなく、ほとんどうま味の無い商品に限定されれば、投資家は誰もnisaを利用しなくなり、財務省の目的は達成されることになる。
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