韓国ウォンが下げている。日本との貿易摩擦に加え、アメリカとの不協和音、北朝鮮のミサイル攻勢と韓国を取り巻く環境は極めて悪い。
徴用工問題から始まった日韓対立は深刻さを増すばかりであり解決の目途が見えない。日韓の対立の中で円は円高にウォンはウォン安にと通貨は正反対の動きを示している。
円高もウォン安も日本にとっても韓国にとっても好ましくない。しかし、その理由は全く異なる。
円については米中対立による世界経済悪化の中でリスク回避の為に買われている。一方韓国ウォンについては経済悪化を恐れリスク回避の為に売られている。日本には資金が集まり韓国からは資金が逃避している。
日韓の対立は日本にとってはそれほど大きな悪影響はないが、韓国にとっては深刻であり、世界からもそうみられている。特に金融面では深刻である。日本経済は外資に依存していないが、韓国経済は外資に依存しており外貨建ての借金が多い。ウォン安になるということは韓国にとって輸出には有利だが、それ以上に外貨建て借金の利息負担が重くなり経済にとってはダメージが大きい。
現在でもウォンは相当安くなっているが、金融面の不安が表面化すればまだまだウォンが安くなる可能性は高い。
FX取引においてウォン安にかけるチャンスではないだろうか。
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