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2019年07月24日

政治家に最も力を入れてほしい政策はと聞くマスコミのアンケートの無意味さ

選挙前後にはアンケートと称する世論調査が実施されることが多い。いくつかの選択肢が示されその中から選択する形式がほとんどであるが、そこには必ず社会保障という項目があり、大抵の場合それが一番になる。

毎日新聞のアンケートでも「あなたが、安倍首相に一番力を入れてほしい政策は何ですか。」という質問に対し年金などの社会保障と答えた者が38%に達している。

しかし、これだけでは何を期待しているのかさっぱりわからない。社会保障を充実してほしいと願っているにしても、社会保障負担の増加を容認するのか、負担増なしで社会保障の充実を期待しているのかで全く異なる。

あるいは社会保障への不安を解消してほしいと願っているのかもしれないが、これについてもこれ以上の負担増を認めるのか認めないので全く異なる。

多くの国民は社会保障不安を解消し、さらに安心して老後生活がおくれることを願っているのだろうが、その中身を見ると、これ以上負担が増えるのなら社会保障の充実などいらない、という者と負担が増えてもいいから社会保障を充実し老後を安心させてほしい、という者が存在する。

マスコミが本気で世論調査をするつもりであれば、特に社会保障に関しては、負担増を容認してでも充実してほしいのか、これ以上負担増があるなら今のままでいいのか、せめてその程度の選択ができるようにすべきである。

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posted by ドクター国松 at 09:53 | Comment(0) | マスコミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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