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2019年02月21日

5000万円する薬を健康保険対象にする必要はない

厚生労働省の部会は20日、従来の治療がきかなくなった白血病患者らへの新たな治療法として期待される「遺伝子改変T細胞免疫療法 CAR(カー)―T細胞療法」の製剤キムリアの製造販売を了承した。近く承認され、今春にも公的医療保険が適用される見通しである。

この治療はアメリカでは4000万円から5000万円かかる。今回対象となるのは、再発などで治療が難しい、特定の血液細胞ががん化した白血病とリンパ腫の一部で、年250人ほどと見込まれ、保険適用しても可能と判断したのだろうが、今後大きく利用が増える可能性は否定できない。

このような高額な薬を通常の健康保険対象とすることは、ただでさえ不足している保険財政を大きく圧迫する。健康保険については保険料が割高となっており、健康であまり医療にかからない国民の負担が大きくなって生活を圧迫している。

このような高額な薬については保険対象とするのではなく、先進医療として民間の医療保険でカバーするようにすべきである。




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posted by ドクター国松 at 09:31 | Comment(0) | 国民負担 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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