今回のNGT48の山口真帆がファンからの暴行を告白した後謝罪した件については、被害者が謝罪する必要はないとの批判が多い。
しかし、日本人は謝罪をさせるのが好きである。不祥事の後に多くの当事者が謝罪に追い込まれるが、どうみてもパフォーマンスにすぎない。しかし、日本人はというかむしろ日本のマスコミというべきだろうが、他人に謝罪させることが好きである。
心の中では舌を出していても人前に出て謝罪し頭を下げれば一応満足する。そうしないといつまでもしつこく攻撃を止めない。
実際のところマスコミを集めて謝罪しても、本人がそれで反省しているわけではない。反省している者は人前で謝罪の言葉を述べなくても反省しているし、反省していない者は単に演技をしているだけである。謝罪ショーという単なる演技を強要するのはマスコミの自己満足とバカな国民の憂さ晴らしに過ぎない。
日本の裁判所でも謝罪や反省を不必要に重要視している。謝罪し反省の意を示すか否かで判決の軽重に大きな影響がある。
反省すれば、次は同じ犯罪を繰り返すことがないだろうからやり直すために社会復帰を早くするという配慮があるのだろうが、こんなものは無意味である。
罪を軽くするためなら心にもなくても謝罪し反省したフリをするだろうし、本当に反省していたとしても後悔先にたたずである。犯した犯罪は変わらないし、被害も軽くはならない。
情状酌量は犯罪を犯す前の事情に限定すべきであり、犯罪後の謝罪や反省は関係ない。
マスコミも謝罪ショーを報道するよりは、加害者が被害者に対し具体的にどんな償いをしたかを報道すべきである。
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