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2018年11月21日

日露外交の軸を北方領土返還におく愚策

安倍総理が積極的にロシアと交渉しているが、結局のところ金だけとられて2島も返ってこないのではないか、という見方が有力になっている。

北方4島はロシアに武力占領されてから既に73年間も経過しており、住民も経済もロシアの中に組み込まれている。

仮に4島が返還されたとしても、ロシア住民を日本領土に組み込むことは将来の外交的火種を持ち込むだけである。

海洋資源等の資源価値はあるものの、純粋に経済的に考えれば、返還に伴うロシアへの譲歩と比較すれば収支はマイナスである。

元々日本領土であり、戦争のどさくさに紛れてソ連に占領されたという感情的な側面を除けば、人口が減少し未利用地が増加している日本にとって北方領土の価値はあまりない。

ロシアの外交は北方領土の返還を目標とするのではなく、対中国のカードとして使うべきである。東アジアにおける中国の覇権主義と日本の国益を調和させるうえで対米関係と同じくらい対露関係を戦略的に組み上げることは重要である。

ささいな北方領土ごときの為、日本の重要なカードをロシア外交に切ることはあまりにももったいない。

戦争によって不当に奪われた領土は相手の弱みにつけこみ取り戻せばいい。

ソ連崩壊の時が北方領土を取り戻す唯一のチャンスであったが無能な外務省はその機会を逃した。再びロシアがソ連崩壊時のような混乱に陥った時に弱みにつけこんで北方領土の回収をはかればいい。その時であればロシア住民を排除することも可能になる。平時に北方領土の返還を図るのは高くつくし難しい。北方領土の返還をあせる必然性は何もない。




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posted by ドクター国松 at 09:43 | Comment(0) | 近隣諸国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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