アメリカや中国には遠く及ばないが、日本でもようやく新しく事業を興し成功する新興企業家が増加してきた。
しかし、日本には彼らの意を反映するような政党は存在しない。政権与党である自民党は既得権にあぐらをかく既存の企業の利益を代弁する政党であり、野党として存在する〜民主党は企業家の為の政党ではない。
過去においては新興企業家の進む道は、既得権重視の秩序に適応し既存の伝統的な企業の仲間入りをするしかなかった。
既存の企業秩序に飽き足らず風穴を開けようとすれば贈賄というような非合法的な手段に頼らざるをえず、リクルートという革新的な企業を創業しながら贈賄で逮捕された江副氏のような悲劇をもたらしてきた。
現在の新興企業家はまだ、儲けた金で人生を謳歌する段階であるが、いずれ自分達の理想を追求すれば、既存の経済団体や企業、それを支える自民党のような政治勢力と対立せざるをえない。
新規に新しい分野に事業シーズを見出しチャレンジする彼らと、既存の事業に胡坐をかき、そこに新参者が参入することを排除しようとする既得権勢力とは必然的に対立するからである。
しかし、現状では新興企業家勢力の敗北は決定的である。何故なら日本り政治を支配する自民党は既得権勢力の手先であり、政治家は既得権勢力と結ぶことで大きな利益を得ているからである。
彼等新興企業家が日本のあちこちに存在する無意味な規制を排除し既得権勢力の牙城に食い込み新規の事業を興し続ける為には、彼らを代弁する政党がある程度の勢力を持って存在することが不可欠である。
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