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2018年07月24日

民主主義社会では国民をバカだと批判しても意味は無い

小笠原誠治先生がお怒りである。トランプ大統領がプーチンと会い、言い訳にもならないデタラメを言っても、安倍総理がモリカケ問題で苦しい言い訳に終始しても、支持率が低下しない。

これはアメリカ人や日本人の知的レベルが低下しているからだ、とその怒りをバカな国民にぶつけている。

確かに先生のおっしゃるとおり、アメリカ国民も日本国民も、その大部分は知的レベルは高くないという点に関しては事実かもしれない。

しかし、民主主義社会の大前提は民意に沿った政治を行うことであり、そこでは肝心の民の知的レベルが高いか低いかは関係なく、国民の知的レベルが高い国も低い国も、その国民の知的レベルにふさわしい政治家を選び政治を行うのが民主主義である。

その結果、国が亡びたとしてもそれはそれで仕方が無いという前提にたっている。国民がバカだから国民が選ぶバカな政治家に政治は任せられない。すぐれた賢者こそが政治を掌握し国民を導くべきだ、と主張すればそれは民主主義ではない。

民主主義社会においては、政策を批判し国民を啓蒙することはOKだが、国民の知的レベルを問題視し政治を批判することはNGである。




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posted by ドクター国松 at 09:52 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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