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2018年05月28日

運動部の学生なんかを好んで採用しているから、日本企業は二流から脱却できない。

日大のアメフト問題がマスコミをにぎわせている。監督やコーチの法律を無視した理不尽な命令、上意下達体質が染みつきその命令に黙って従う体質。これが今回の問題の本質であり、日大だけではなく多くのスポーツの強豪に共通する問題でもある。

アメフト問題は日本のスポーツ全体にはびこる体質が表面化したにすぎない。そしてこの体質は日本企業にも共通する。

日本企業では運動部に所属している方が就職に有利だと言われている。その理由は結局のところ上位者の命令に逆らわず黙って従うからである。運動部で監督やコーチ、先輩の言うことに黙々と従ってきた結果、企業に入社しても会社や上司の命令に批判的な視点を持たず忠実に従う為使いやすい。

法律や社会の常識に反することであっても、会社の命令であれば黙って実行する社員が重宝される日本企業にとって、運動部出身者で上位者の命令を無批判に受け入れる運動部出身者は都合の良い存在である。

運動部出身者に限らず、日本の多くの企業にとって好ましい社員とは、協調性があり社風に染まりやすい社員である。服装や行動等多くの面で周りとの協調が重視され、如何に能力があっても秩序に反し他から浮く行動は敬遠される。

この点は世界をリードする欧米のIT企業が、能力さえあれば出勤時間や服装や髪形を問題視されないのとは全く異なる。

世界をリードする新しい事業を創造するには、今までの常識とは一線を画すことが必要だが、依然として前例や協調性を重視し、上司の命令には無条件の服従を要求する日本企業の体質からは、革新的な事業創造は期待しようもない。



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posted by ドクター国松 at 09:43 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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