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2018年05月07日

「西郷どん」での大嘘 影響力の大きいNHK大河ドラマは不必要な嘘をつくべきではない。

昨日のNHK大河の西郷どんにはあきれてしまつた。西郷が月照を薩摩に連れてきて藩から日向送りを命じられ、月照と心中を図る場面は西郷の前半生におけるクライマックスであるが、大久保を巡るあまりの嘘にしらけてしまった。

ドラマでは大久保が久光や斉興と直接話をし西郷を助けようとするが、これは真っ赤な大嘘である。

西郷が島流しにあい大久保達に後をたくし山川港を出港したのが安政6年(1859年)1月4日であり、大久保が囲碁を学び久光に接近を図ったのはその後である。さらに大久保が初めて久光に拝謁を許されたのは安静6年11月4日である。

ドラマとはいえ、不必要に歴史的事実を大きく歪める内容を流布することは、事実を知っている者に対してはドラマへの興味を削ぎ、歴史を知らない者に対しては間違った知識を植え付けることになる。

この歴史的事実の改竄は大河ドラマにおいては演出で許容される範囲を超えている。

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posted by ドクター国松 at 09:35 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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