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2018年01月15日

悪い人としての西郷や斉彬を描けなければ今西郷を取りあげる意味はない。

NHKの西郷どんの第二話を見た。そこで描かれていた西郷は農民の貧しさを自分のことのように感じ、農民の生苦を憂い、売られていく娘を守ろうとし、改革者としての島津斉彬を崇拝する善人として描かれていた。

西郷が地方役人として農民の立場をよく理解していたことは知られた事実であり、それを表現したものだろう。

しかし、西郷は善人であったと同時に、謀略家であり赤報隊の例に見るように平気で自分を信じる者を裏切ったことも事実である。

また、西郷が生涯崇拝した島津斉彬は幕府と組んで父親を隠居させ、薩摩藩の莫大な借金問題を解消した調所広郷を陥れ切腹に追い込んだ人物でもある。

このように幕末、明治という時代は良い人だけでは乗り切れない時代であった。NHKが今回描く西郷とその周辺が今回の二話のような良い人話に終始するとしたら、わざわざ受信料を払ってまで見る価値はない。

現代日本を取り巻く難しい国際環境は幕末期や戦前に匹敵する。西郷とその時代を描くならきれいごとだけで終わってほしくないものである。

人望だけでは革命はできず、権謀術数を駆使することが不可欠である。


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posted by ドクター国松 at 10:19 | Comment(0) | 日本人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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