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2018年01月12日

小泉純一郎といういかがわしい男の原発即時廃止論

 小泉純一郎、細川護熙両元首相が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(原自連、会長・吉原毅城南信用金庫元理事長)は10日、国会内で記者会見し、「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」の骨子案を発表した。稼働中の原発の即時停止や再稼働禁止などを盛り込むという。電力の不足分は自然エネルギーで賄うということらしい。

確かに大衆受けしそうな内容ではあるが、問題は太陽光や風力発電で原子力発電の代替はできないという事実を無視していることである。

新しい画期的なエネルギー源がでてこない限り、原発廃止分は火力発電に頼らざるをえなくなるだろう。

小泉純一郎については郵政民営化に代表されるように、大衆受けはするが結果的に何の効果もない政策をあたかも万能薬のような偽り、大衆の支持を煽った前歴がある。

民営化してしまえば、それは日本経済に何の恩恵も与えなかったが、そのことはスルーされたままである。

また、小泉純一郎については、あたかも日本経済を立て直したかのような幻想が罷り通っているがそれは間違いである。

小泉、竹中コンビが導入した労働自由化が企業によって悪用され正規社員から非正規社員への流れを加速し、現在の共稼ぎしてようやく生活できる低賃金労働者の増加をもたらした。また、成果が評価されている経済面でも悪化したことはあっても改善はもたらしていない。

株価においても一人当たりGDPにおいても改善をもたらしたのは小渕内閣であり、小泉純一郎のしたことは森内閣の時点からの且養賞にすぎず、一人当たりGDPにおいても、政府債務においても状況を大幅に悪化させただけである。(下表参照)


 退任時日経1人当たり為替税収政府債務政府債務
 平均株価GDP順位1ドル兆円兆円基準日
中曽根内閣22,7956位121.25 46.8 19987年度末
竹下内閣33,6672位143.80 54.9 20889年度末
宇野・海部内閣24,9504位124.90 59.8 22491年度末
宮沢内閣20,4931位111.70 54.1 26893年度末
細川・羽田内閣20,6432位99.60 51.0 29194年度末
村山内閣20,3773位115.77 52.1 32695年度末
橋本内閣16,2016位113.08 49.4 4001998年6月
小渕内閣20,4623位114.35 50.7 4932000年3月
森内閣13,9735位131.04 47.9 5382001年3月
小泉内閣15,55718位119.02 49.1 8272006年9月

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posted by ドクター国松 at 10:15 | Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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